宝石ブログ,  鉱物紹介

裏が凸凹なのは不良品?

いつもご覧いただきまして誠にありがとうございます。

アレキサンドライトキャッツアイ

スタールビー

スターサファイア

クリソベリルキャッツアイ

と、様々なルースが御座いますが、上記で例に挙げたルースは

だいたいがカボションと呼ばれるドーム型カットの宝石ばかりです。

ドーム型といって分かりにくいなぁと思う人には、球体、例えば

ボールを中央から半分に切ってしまった形といえばご理解頂けるでしょうか?

 

この上記で例に挙げたカボションカットの宝石達には共通点があり、

何らかの特殊効果が発生するという点があります。

 

アレキサンドライトキャッツアイは キャッツと呼ばれる一筋のラインとカラーチェンジ

スタールビーは浮かび上がる6条のスター

スターサファイアも同様です。

クリソベリルキャッツアイもキャッツラインが浮かび上がります。

 

これらはとても幻想的な宝石達ですが、意外と皆様ご存知で無いのが、

裏面は基本的にカットしません。

というのは、裏面は未研磨状態のルースが多いという事実です。

例えばですが、

この様な状態です。このルースはスターサファイアで

数百万のルースですが、裏面はこのように凹んでおります。

このヘコミ、

決して不良品ではありません。

時々お客様でいらっしゃいますが、不良品!とおっしゃられる方がいます。

このヘコミは基本的に、ジュエリーにしてしまえばわからない状態になるので

わざわざ裏をカットしないという点と、スターなどの現れ方が変わる為、研磨しないというのが

ポイントとなります。中には綺麗にカットする場合もあるのですが、

極めて稀なケースとなります。

そして、面白い話でもあるのが、海外の研磨職人は1ピース当たりのCT数を大きくカットしたほうが

お給与をたくさんもらえる というケースがあり、わざわざ研磨する事でCT数を減らす必要性がないという

要因などがあります。

 

少し脱線しましたのでまとめますと、

スターの現れ方が変わるので研磨しない。

そもそもジュエリーにセットし、見えない裏側なので研磨しない。

研磨職人が少しでも大きなルースをカットするため研磨しない

等の要因がありますので、裏面が研磨されていない

凹んでいる状態でも決して不良品ではありませんのでご安心ください。

 

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